＃ 携え袋

提灯提げてどこへ行く。
胆を試しに山へ行く。
燈す明かりが消えたなら。
山を裸に燃やすだけ。

出涸らしの茶を飲みながら、ジャジーに寛ぐ夕べ。
比較的バランスをとろうとしないと、目の色変わり過ぎててよくない。
ネガればネガるだけ段差を登れなくなると理解ってるから。
逃げるときは、目一杯責任転嫁。

焼け野原も、きな臭くても隈なく調べなきゃいかん。

＃ 信じる余裕

目指す先なんて興味は欠片もなかった。
ただ、一緒に居たいだけ。
だから、目指す先だけを一番大事に、した。

蝉の羽ばたき終了。
いつになくわがままだったのは、大人になったのか子供還りか。
欠けてたものを埋めるためだから、取り戻しには違いなし。
ちゃんと餌もぶら下げたことだし、さあまたターフを駆け抜けろ。

＃ 不運な幸福

赤子にだって他人の顔は認知できる。
いないいないばあは、きっと違和感よりも他者存在の喜び。

休みに一区切り。
迷惑をかけたり、愛憎の混じった想いをこぼしたり、実に意地汚く過ごせた。
まだわからないけど、てゆーか揺るがずそうという訳ではないんだろうけど、きっともうさみしくない。
投げてしまったとはいえ、つまり投げられたのだから。

みんなよいこ。

＃ Rendezvous of the Butterfly

青と白の比率を日々楽しんで、延びる道を滑る。
それでも「変わらないね」と言われちゃうのかな？

つかの間夏休み。
なんともスッキリしきらないままの突入だけど、考えたって泣いたって好転するわけじゃない。
できることは、できるときに。
なればこそ今は、今できることを探しにいきましょう。

取り戻す夏に。

＃ Same period

オープンリーチのふりをして。
死角の手の内には切り札を数段構え。
それ、振り込んで来いよ。

誕生祝いを計画するはずが祭りでごまかす結果に。
超絶楽しかったしフレキシブルに動けて満足だけど、やっぱり幹事業は天分じゃねーな。
コメディリリーフにもトリックスターにも、なりそうでなりきらない。
半端さも、ジェネラリストと換言してね。

照らされる道を歩いていたら、あとは明日だけ。
全部に線を引けますように。

＃ 数字の文脈

有限のものだとわかっているからこそ。
さあ愛されに行こう。

直属の上司に異動がかかり、ぽつねんと放り出される恰好になった。
いやまあフォローはそこかしこから頂けるけど、同じになるわけではないけんね。
まあ多くは望むまい。
なんとかなるより、なんとかするで生きてきたんでしょ？

どうせ送るなら、贈らないとな。

＃ くゆらす紛い物の煙草

太陽を描こうとし続けた画家が一人。
賛辞されるそれが描けたとき、彼の目は自分の仕事も映せないようになっていた。

職務上、知り得る秘密でかつ留めておくべき秘密がそこそこある。
本当はぶちまけてしまいたくなるけれど、そういえば自分には取り留めなく話を聞いてもらえる相手がいないのだった。
ネガティブに、でも誂え向きの職なのかなと思ってみたり。
いずれ零してしまうよりね。

＃ 点線で描いた月

席を立つのも、テクニック。
追いかける者は、欲しがる者にそのまま言い換えられるから。
誘い受けて、焦らせるのが強者。

たいそう時期が悪い。
頭数に入れて貰えてるのは感謝しかないが、自分の身がそれに能わないからなあ。
いやでも見離され声も掛けられない自分と比べれば。
恵んでもらった分、動かぬ足を持ち上げて、次の走者へ渡す力は振り絞らないと、かな。

＃ あっと迂的

聞こえたか？あいつの叫ぶ声。
驚かせようと息巻いて、そのくせ奇策に走らない。
戦があったら、連れていけよ。

けだるい木曜の夜。
夏の予定に「プール行く」が浮上してきたが、こんなこともあろうかと毎食うどんで体脂肪コントロール中だからなんともなかったぜ！
結果か原因かはわからないけど、バテてんのかしらね。
らしくはないわ。

見られてこそ強く強く。
見世物の魅せ方は、相手がいてこそ。

＃ 耳鳴り日和

自分の手を信じられない碁打ちは弱い。
でも自分の手を疑う軍師はきっと将の首を守る。
不信は、戦術の中ではなく戦略の添え物として。

久しぶりに、埋まるではなく満ちる感覚で形成される予定表。
揺り戻しとか関係なく、はしゃげばいいじゃない。
素敵な大人は、遊びじょーず。
ノーガードで、夏休みに臨みたいです。

息を吸って吐いても、一つの演奏のつもりで。