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淋しいと死んじゃうんだそうな。 次はどこへ行こう。
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散らかすのに、時間は要らない。
当たり前でないものを余所から持ち込んで。
放り出したら、もうおしまい。
整頓された安穏の貴いこと。

自分ひとり止まったまま、公なり私なりが変わったような。
これは単に遅れているのか。
それとも自分が止まるように変わったのか。
扱いやすく看做されるその身は自分には重く。
胡蝶の夢は行き帰り。

片付けるのに、時間は要らない。
見える範囲が当たり前と、内で決まりを拵えて。
調和をそこに見出したら、出来上がり。
整理にかかる苛烈の貴いこと。
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あの星の真下で落ち合おう。
そんな何一つ確実でない座標に、きっと同時に辿り着く。

取り囲むものが、一変した。
それはもう、適応性をもってしても疲れを覚えるほどに。
変わらないのは、胸元に挿した使い古しのペンと。
それから、自分の中に皮膚で覆って隠してるあれやこれや。
引き離そうにも、剥がれやしない。

先を見て、道を見て、行程を語って。
原点を見て、目的の丘の向こうに見渡す景色を語って。
何一つ確かでない座標に、未来を感じて辿り着く。

ゆらぎの幅が、鍵の歯に。
ひとつの言葉に固まらない不確かさが。
かえって僕の存在証明。

ここしばらくなかった大人からの薫陶を得た。
後ろ盾なく、人のせいにせず道をこじ開ける輩相手に。
時に叩き、時に伸ばし、常に夢を問い。
それを生業にしてきた人から感じたのは、本物の勝負勘。

多くの言葉を弄して。
幾度に姿を変えて。
後は、その錠前をなんとしても暴きたいかどうかだ。

息を止めてはまた吹き返して。
吸うと吐くとが双方為されて。
そうしてようやく、生きている。

わからなくなってることだけが深くわかっていく。
でもきっと。
性分だし、望みのうち。
放り投げられてから、ようやくわかれ。

心音を乱してはまた整えて。
押し出した後には引き戻して。
繰り返し繰り返しで、生きている。

固い机の上にぽつりと置いた種子。
芽吹かす水も、根を差す土も与えずに。
日向で見つめ続け、やがて干からびさせてしまう。

駆け込むように、また期末。
なんとか目処は立ったといえ、自分の仕事の至らなさに毎度の反吐。
それは、どこへも行けませんね。
声を上げたきゃ、まず果たせってな。

どんな色の花でも咲かせる可能性がある。
その期待に笑み、花開くまでを脳裏に何度も描けていたなら。
それもきっと、種子から生った一つの実り。

独占欲で商人のものを闇から全て拐おうが。
嫉妬で貴族のものを手元から引き剥がそうが。
野盗に名声は盗めない。

動きの悪さに一層疲れて。
疲れてことさら動きは鈍く。
継ぎ目もわからないループを抜けたいのなら。
よく切れる鋏を、正しく入れないと。

慈愛で罪人の懺悔だけを拾い続けようが。
義侠心で弱者に持てる限りを喜捨しようが。
聖人に人の身は手放せない。

収まりの悪い変拍子。
安定した四分の律動から乱して乱して。
胸の脈まで、打ち方を過つ。

右にも左にも行けはしない。
その代わり真中で、左右を見渡せるのだから。
やれやれと肩を竦めるのは、私の仕事。
その他に、ここでできることなんて。

譜面の通りに従って、正しく刻んでいるつもりなら。
譜面が間違っているのだから、破って丸めて打ち捨てて。
鼓動に揃えて、鳴らしてよ。

首を下ろし、清らかな水に口付けるために。
爪先触れそうなくらいに近付いても。
決して踏み触れ荒らすことはない。
湖の淵の、獣の習い。

ちょっと昔を思い出した。
夢を見たんだか、考えが飛躍したんだか。
「これは自分を傷つけない」と言ったそれに傷ついたあの人が。
今も綺麗な絵を描いているといいな。

清浄で正常なものを求めては、汚い自分が濁してしまう。
それでも、近付かなくては。
渇いて野に垂れ、やがてよっぽど穢れて汚す。

求めて口説いて一念通す。
欲したそれに、許されるために。

いい顔したさに助けを求められず。
それが相乗して重石ばかり増えていく。
その瀬に立てて、感じたことには。
心中察されることへの、むしろの気恥ずかしさ。
自分で八方塞いでもうどうしよう。

時を跨いで、口説かれ返す。
許されたそれに、認め求めてもらえたら。
手放しがたいと思わせたのに、歪めた顔を見せなかったわけでもないはずと。
自分にとっても、都合よく。

履き馴れない靴に靴擦れを創るよう。
摩擦を堪えて歩を進め、擦過傷など気にならなくなったとき。
痛むことなどもうないほど、靴の方が形を変えているから。
痛みを恐れて履かず歩かないなんて、ね。

色んな人に会えて祝ってもらえて。
充実感も悔しさもあって。
それでも手放しで喜べないのは、見てるところが狭いのか広いのか。
いいえきっと、疲れてるだけ。
眠って起きたら、ほっこり喜ぼう。

爪先詰まれば踏み出すも痛く。
鼻緒が食い込めば踏み込むも痛く。
素足で生きるには、立ち止まることすら痛く。
それでも二足歩行。

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