＃ 靴音デュエット

誰かへの喜びに大きく叩いた手が痛いなんて、思いやしねえよ。

舗装されたばかりの道を踏み歩く高揚感。
多くの人が待ち望んだものを、いくつもの働きが形にしたもの。
その上に立っているのだと感じられるから。
これからも、道は出来る。
人が望むかぎり、道をつくるひとの仕事は尽きない。

そんな抽象理想論。

＃ 履き潰した靴と替えのわらじ

きんと冷えた空気に暖をとるきな臭さ。
一番すきな取り合わせ。

骨のある、仕事論を聞いた、気がする。
道理で本音で商売しようとしてたなとかの合点はともかく。
論調に揺らぐけど、それも一つのすてきな指向性なだけ。
喜んで首輪をつけられるのだって、犬が生き抜く賢い知恵。

牛のしっぽにも、蝿を払う矜持はある。

＃ 撫で肩な刀

作り上げた立場を守るのに必死だし。
すきでもないものの伴う道だし。
そこで苦々しいコミュニケーションに落とし込まれそうなら。
そりゃもう自衛で怖くもなるのかね。

めでたい席は時間が足りないもの。
ひよってた部分もあるけど、もっとできたなぁ。
それでも多くの道がまた交差できたことは、嬉しいですよね。

＃ 時には夢のおはなしを

ずっと逢えずにいた二人が終わりに出逢って。
もっと早く逢えてれば良かったのにねと笑ってた。
逢う前から始まっていた関係は、逢う時には終わっていて切ないはずなのに。
重くて温かくて、なぜだか幸せ。

６連勤折り返し済み。
ぼけっと突っ立ったら、さあおめかしして旅に出よう。
誰かの幸せに立ち会う日々が連続しますように。

＃ スタンディングシングル

君が阿と言うなら、僕は口を噤もう。
君が吽と言うなら、僕は雄弁になろう。
呼吸をひたり、合わせたいから。

休み過ぎたせいで膝がだるいたい。
丈夫になろう。
立つことは耐えることと解くのですから。

＃ played in Sanctuary

それがチョイスオブザワールドか。

漕ぎ出してしまえば楽しい船旅。
ボンボヤージュですよ。
時化のない海が続きますように。

斜めから勝手に投げつけた決断のトリガー。
引くのかしら。

＃ しあわせのうたいおわり

見送ることが西の務め。
明日へと向かう太陽を。

さっくりと正月休みも終わり今日から出勤。
言うても今日はなんもないと信じたい。
信じてもだいたい裏切られるけどね。

本当に信じ難いほど一瞬で。
かつての日々が非日常なのだと感じます。

＃ Last order

過剰な自信で投げ込んで、跳ね返りは期待できない。
真綿が護る壁とのひとりキャッチボール。
拾いに行ってまた投げて、繰り返しては疲れてく。
惨めで愚かなただの児戯。

気がついたらクリスマスが終わってた。
細川茂樹の本買いに外に出て初めて我が家の玄関のクリスマス飾りに気がつく有様。
まあそんなのもありか。
あと一週もない今年を、どうぞ帳尻合わせて行けますように。

＃ なくしたわたしのうた

ほれみろ偉そうに吐かしたところで。
自分の器が測り切れてもないじゃないか。

冬の夜はメンタルを削る魔物ですね。
くらいさむいこわい。
リアルに資格検定受けようかしら。

楽しくしてることに淋しくなるなんてめんどくせ。

＃ 置き去りの未来

信用の皺寄せが他人に行くなんて。
おかしいよね。

忙しさの意味を知り、それを抜けての中休み。
いやマジまとまった金を手に入れた人間ってのは強いわ。
そして近づいて来る責任増加の日。
頃合い的には確かにベストだな。
援軍無しなら、自分で戦火を切り抜けろ、っと。