＃ ちりめん落としたい

化粧を剥いだら、戦おう。

なんかみんな優秀だにゃー。
俺含め俺の一派を除いて。
いやでも巻き返せる子。
勝負所じゃ、一騎当千。

＃ コッペリアマーチ

胸に寄せくる息苦しさは、日々への不安か不整脈か。

最悪ではないけど、善でもない配属の決定。
いやでも気の持ちようでしょ。
ここでできることは抜からずやって、そのまま行けばきっとまた。
必死こければ楽しいさね。

差し当たってサービスお手伝い。
駄賃は涼しい風と、あとは胸の内に。

＃ 挟んだ肉

悪いことはしていないが責任を感じるのは英雄気取りか帰属心か。

処分の時期＋初期不良＋担当不在＋日曜日＋謎のすっぽかし。
満貫です。
巡り合わせが悪くて招いたこととはいえ、どっかは回避できたんじゃないかなとか。
まあ言うだけ詮ないこと。
少しだけ、がっかりするだけ。

＃ 桜花謳歌

探られて痛い腹など持たずに生きたい。
そんなあの日の呟きは今でも正鵠を指している

変わらなさが焦りに繋がりそうな年度始め。
積み重ねはないけど、あの日言ったっしょ？
どこに行ったって、本質的には変わらない。
その上でもう一度。
大丈夫、うまくやれる。

座標平面が違うだけでベクトルはある。
マイナスでもなんでもなく。

＃ 月がまあるく見えちゃって

商売する気がないことを正直で良いと評価され。
じゃあどう日々を販げってんだ。

開花前の桜の濃い桃と、吹き荒れた名残の雪の白。
えらく違和感のある取り合わせだが、その違和感すら風流。
揃うべくのない世の常に抗った、ただの奇跡なのかもだし。
珍しいもん見た。

３６５日目は家でだらり。
簡単に変わってやりゃしねーのよ。

＃ 空見れど、れどれ

優しく見せようとか感じさせようとかいうその魂胆がやさしくない。

年度末最後の日曜。
もはや売れる物ないのに、どう過ごしましょう。
資本のあるなしが自信とゆとりに直結してるのをつとに感じる。
そうこうしてたら実習修了まであと一月。
のりきらんば。

なぜ俺だったんだろう。
まあでも嬉しいことよね、その信頼。

＃ ドロップターン

揺り戻しが一番大きい時期なんだろう。
地表の動きと地層の動きの齟齬はそれでも、少しずつ縮小へ。

一年越しの壮大にして矮小な計画が稔った。
身に余る貸しをこしらえて取り立てる、どこまでも利己的で優しくない策略だったけど。
納得さえ出来てりゃ、悪じゃない。
交わせた言葉に偽りもなし、ただ幸せだった、のです。

＃ 自家発電ベクトル

ヒーローは誰よりもヒーローのファンでなければならない。
そうじゃなきゃ、ヒーローの動き方がわからないでしょ。

久々に時の流れの早い仕事の日だった。
最初に目指した欲しい言葉。
その座標への軌道上をどうやら移動中。
関数も微積分もできやしないけど。
そこの演算だっきゃ、外せないのよ。

＃ 春のざらつき

日が射すんだか雨が降るんだか。
暑いんだか寒いんだか。
ファジーな季節と立場。

感傷的になるつもりはないけど、これだけのんびりと移動できるのも今だけかな。
ずるずると延ばされ続ける審判の日ももはや様式美。
さあ、はたらこーか。

＃ インスタントカップル

陶冶したつもりが掻き乱しただけだったかな。
それでも練り固まってると、信じてみたい。

テレビ拭いてて指に肉刺かマジ前代未聞。
軟弱だわ。
見てくれも悪いし痛いけど自戒と爆発の証と思おうぞな。

桜はまだかいな。